BLOG
 

Yオフィス改修工事の仕上材打ち合わせ

Yオフィス改修工事の仕上材を決めるために、先日オーナーに事務所まで来て頂きました。

正確に言うと仕上材ではなく仕上材の色や、模様、柄などを決めました。

例えばビニールクロスといっても、何十種類もの柄や色があるため、サンプル帳などを使い一つずつ決めていかなくてはなりません。

とても時間と根気がいる作業ですが、この作業により出来上がりの空間イメージが決定してしまうので非常に慎重に行ないます。

岩瀬アトリエではオーナーの性格や、工事する用途によって多少打ち合わせの仕方を変えています。というのは、オーナーによって、ある程度こちらからこれがいいですよと提案してあげなければ決められないタイプの方や、逆にご自身で強くイメージをもたれている方など様々だからです。

図面を作成している段階からある程度、仕上の素材感や色のイメージを持って描いているので、打ち合わせの中で説明はしていますが、最終的な色や柄などは今回のように現場が始まる直前もしくは現場途中で行ないます。

Yオフィスのオーナーとは、今までに行った数回の打ち合わせにおいて非常にすばらしい感性を持っっていることがわかっていたので、今回の打ち合わせでもスムーズにビックリすることもなく決められました。

ビックリする?・・・・たまにあるのです。

絶対ここでその色はおかしいでしょうとか、ここでその柄のクロスはありえないでしょうなどなど・・・。

そんな時はあらゆる言葉、写真、模型などを使い説得作業が必要になります。

先ほども少し述べましたが、設計者というのは設計をする時、空間全体をイメージしながら行ないます。空間全体なので床や壁の素材もしくは色、天井高さなどトータルにイメージしながら作業を行なうのです。一般の方はどうしても、部分でしか空間をイメージできない場合が多いため、床なら床、壁なら壁といった具合にばらばらで色などを考えてしまうのです。そのことが先ほどのビックリするようなことが起きる原因のひとつだと考えられます。

今回の打ち合わせでも床材の柄を一応決めて、そこで一旦保留にしておき、次に壁材を決めてそこでまたフィードバックし両方を並べておかしくないかを検討するといった具合に進めていきました。

Yオフィスのオーナーはとても楽しそうに、そして時に真剣に私の助言に耳を傾け、約2時間半かけて慎重に決定しました。

良い空間になると思います。

工事は8月1日からです。可能な限り現場リポートを行なう予定です。

→岩瀬アトリエHPはこちら

↓↓↓人気blogランキングに参加しています。ワンクリックのご協力お願いします。

人気blogランキングへ(ここをクリックしてください)


カテゴリー: 柳澤税理士事務所改修計画現場リポート