WORKS

設計料について

ハウスメーカーさんや設計と施工を一貫で行う工務店ではよく「設計料は無料」という、建主様にとってはたいへん魅力的な言葉を使う場合があります。

本来建築の工事は一般的に「建主」、「設計者」「施工者」の3者によるものです。「設計料は無料」と謳っている会社においても設計図や確認申請図が必ず必要で、設計行為をしているのに設計料をとらないというのは、その費用がどこか別の工事費に含まれているか、あるいは設計に対してまったく責任をとらないのだと考えるべきです。

このことは最近話題となっている欠陥住宅を造りだしてしまう一つの原因と考えられ、社会問題にもなっています。また、「設計者」と「施工者」が同じ会社の場合、どうしても「施工者」の立場で設計を行い、建築の質よりも工事による利益を優先してしまいがちになると考えられます。実際、営業費やその他の経費がかかっているため相応の利益率を上げる必要があるのも事実です。

皆さんの中には、建築設計事務所に設計を依頼すると、設計料分たかくお金が掛かるとお考えの方もいると思いますが、工務店に依頼してもハウスメーカーに依頼しても工事費の中に設計料は含まれているのです。

設計事務所に依頼することにより、しっかりとした予算管理が可能となり、結果としてリーズナブルなコストで家を建てることが可能となります。

設計料だけで判断するのではなく、総工事費として判断すべきではないでしょうか。

 



岩瀬アトリエの設計・監理料

設計料・監理料は、計画する規模や構造にもよりますが、おおよそ工事費の10~15%となります。あくまで工事費からの料率表で決定していますので規模が大きいマンションやビルなどは10%以下になります。

あくまで建主様とご相談の上、最終的な設計料を決定いたします。

また、相談料は無料となっておりますので、お気楽にご相談下さい。

 

■設計・監理料に含まれないもの-1(別途のもの)

1.建築確認申請手続きに関する業務報酬料は床面積に応じ、別途見積りを致します。

2.建築確認手数料(各行政庁への公納金)

3.既存建物の解体が必要な場合、解体費用。

4.契約書に使用する印紙代(建主分)

5.パース作成料

6.消費税

■設計・監理料に含まれないもの-2(業務外のもの)

1.敷地測量→設計及び確認申請にあたり、計画地の敷地測量図が必要となります。

2.地質調査→地質調査には比較的安価な「サウンディング調査」や「ボーリング調査」などがあります。建物の規模や地盤状況により必要となる場合があります。当事務所において調査の有無を検討し、必要な場合には最適な調査方法をアドバイスいたします。

3.電波障害調査費→高さ10mを超える中高層建築の場合、必要となることがあります。

4.表示登記、保存登記、既存建物の滅失登記等の手続き費用

※これらを行う必要のある場合、こちらで業者を紹介することが可能です。見積もり収集や段取りは当事務所で無料にて代行いたします。費用の精算は当事務所を通さずに、直接建主様から専門業者へのお支払いをして頂くようにしています。