ベルギーとオランダの建築視察報告も今回で最後です。
今日からオランダ
ベルギーとオランダは隣接国。高速道路を利用し、車で2時間ほどで
ロッテルダムまで行けます。
今回はその途中にあるキンデルダイクの村に立ち寄り、世界遺産の
風車郡の景色を見てきました。
風車の村として世界遺産に登録されています。
さあ、オランダ、ロッテルダムです。
世界最大の貿易港がある産業都市。近代建築が林立し、街をぐるっと
周るだけでも大変魅力的な都市でした。
↓クンストハル 設計/レム・コールハース
劇場と三つの展示空間から構成され、建物中央を突き抜けるスロープ
から各々にアプローチできる動線計画となっています。
以前、「2007/06/08 博多の建築見学ツアー」でも紹介しましたが
博多のネクサスワールドに建つコールハース設計の集合住宅とはまた違い、
シンプルな空間構成でありながら敷地の条件、動線計画等すごく考えて
計画されているのがよくわかり大変勉強になりました。
↓次はキューブハウス 設計/P.ブロム
名前の通り、キューブが連なった集合住宅。幹線道路の橋としての機能もあり、
一般の人もキューブの下にある屋外通路を通って道路を横断することが可能
となっています。
写真でもわかるとおり、キューブの壁は斜め。ということは室内の壁も外壁面は
斜め。窓越しに中の斜めの壁の様子が少し確認できました。
↓次はKPNタワー 設計/R.ピアノ
斜めの外壁が特徴。1本の柱で斜め壁を支えています。ガラス張りの
ファサードには小さなLED照明が等ピッチで設置されており、様々な模様や
文字が浮かび上がる演出をしています。夜は綺麗でした。
↓次はレストラン・ポンピュ 設計/メカノー
マース川沿いに建つ、レストラン。エラスムスブリッジが目の前になる、最高のロケーション。
↓次はオランダ建築家協会 設計/ヨー・クーネン
当日は改装中で中には入れませんでした。
↓次は建物名、設計者不明の建物をいくつか。
どれもとても斬新なデザインです。ロッテルダムの近代建築はどれもどこかが
跳ねだしていたり、斜めだったりといわゆる単純な箱型のデザインが少なく
地震の多い日本では実現不可能と思われるモダンな建物がたくさんありました。
↓次は集合住宅をいくつか見て周りました。
これで今回の視察報告は終わりです。
写真が中心となってしまいましたが、外国ということもあり、なかなか建物の
詳細が明記された資料がなく、このような報告となってしまいました。
オランダのロッテルダムはまさに発展途中。あと5年後ぐらいあとにに訪れると
建築的にもっと魅力ある街に変貌してるでしょう。
今回の視察旅行で大変お世話になったS夫妻+子供たち,K.Iさん、
この場を借りてあらためてお礼申し上げます。
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