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2017.10.2

カテゴリー: 桜新町の保育園現場リポート

桜新町の保育園 杭工事立会い

私が就職してから、初めて実施設計のお手伝いをやらせて頂いていた保育園の現場が始まりました。

場所は世田谷区内にある現場で、今回は杭工事に立ち会ってきました。

初めて見る現場での杭工事。

杭は、建物の荷重を地中の支持地盤まで伝えるためのものです。

不同沈下を起こさないために、決められた位置に決められた高さの杭を打ち込みます。

今回は設計GLから地下におよそ10m程、杭を打ち込みます。

 

↓現場では既に重機や杭などが準備されています。

↓準備されている杭をよく見てみると先端に2枚の半円状の鋼板が付いています。

この杭は「つばさ杭」とも呼ばれ、打ち込む際に杭を回転させて翼部の推進力で打ち込んでいきます。

↓工事を始める前に準備された杭の長さが間違っていないか確認をしています。

↓杭を重機にセットし、打ち込む場所と杭芯をメジャーで測りながら調整します。

↓場所が確定し、杭が回転し始め掘削しながらどんどん地中へと挿入されていきます。

↓ある程度まで打ち込むと杭を継ぎ足します。

↓溶接で継ぎ足した後

また、溶接した部分については染色浸透探傷試験というものを行います。

この試験は鋼管の表面に割れや傷を検出する試験です。

↓表面に割れや傷がある場合、赤の浸透液が見えてきますが溶接部に浸透液は確認されませんでした。

↓指示した高さまで打ち込み終り、奥に定規を持った人が居ますが、それを測量機械で測り高さを確認します。

この流れで決められた箇所に杭を打ち込んでいきます。

 

今回、初めて杭工事の現場に立ち会わせてもらい、杭工事の一連の流れが見られてよかったです。

その場に居合わせた方々にも色々と教えていただき、より理解が深まりました。

「杭工事」という言葉だけを理解していても実際に何を使ってどのような工程で工事されるかを知らなければ意味がないと感じました。

これからも言葉だけの理解ではなくて、現場での理解も増やしていきたいです。

担当:小林


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