植栽工事が完成しました。
エントランスより、まずは写真を2枚。
このエントランス周りの植栽帯は比較的広いのですが、高木と低木を
バランス良く配置する事を考えました。
建物の入り口ですので、まさに”顔”となる箇所ですが、
床の石貼りをはじめ、建物全体との相性も良いと思いますし、
なかなかうまくいったのでは。と思います。
この敷地は、4方全てが道路に接している為、外観として見えてくる部分が非常に多く、
植栽はその一端を多いに担う訳で、他の箇所も気を使いました。
決して派手になり過ぎない程度に、しかし、どの方向からも沢山の緑を感じる事ができます。
そして、今回は高木の紹介です。
道路沿いの植栽帯に並ぶこの木はシラカシ。
街の歩道沿いでも良く見ることができる一般的な高木と言えます。
葉は少し細長いのが特徴。色も綺麗で少しやさしい印象です。
次はアラカシです。今回は1階のテナントの入り口のメインツリーとして使っています。
葉はシラカシに比べ幅広、かつ多少荒々しいと言えるでしょうか。
この2種はどちらもカシ類なのですが、現場の植栽屋さんにも
葉っぱを見れば、見分ける事ができると言われました。
そして、ブログの冒頭のエントランスで使っている一番メインの高木が
常緑ヤマボウシです。
実は常緑ヤマボウシは、前回の私のブログで書いた通り、
これより少し小さい中木サイズでも使っているのですが、それと比べてみると、
見どころが葉ではなく立派な枝ぶりである。という違いがあると思っています。
株立ちの枝がどれもスラっと上に伸び、横の広がりもちょうど良い。
一言で言うと、すごく格好が良い。
安易な表現で褒めすぎでしょうか。
しかし、植栽選びの時に一目でそう思ったのを思い出します。
今回は全体を通して、納得のいく出来でした。
短い時間で良い仕事をしてくれた植栽屋さんに感謝です。
今回の事で、植栽の事により興味を持つことができましたし、
植栽屋さんと行動を共にした時間も作れた為、知識も多少養えました。
そして植栽が建物の見え方に大きな影響を持つのだと、改めて実感しました。
担当:福田
カテゴリー: TT-FLAT現場リポート