TT-FLATの現場が一通り完了となりました。
長かったようで、ひとつひとつ振り返ると
全部がつい最近の事のようで短かったようにも感じます。
工事が完了すると、即お施主さんに引渡し。という訳ではなく、
消防法や建築基準法を守って、設計図面通り建てられているかを各機関が検査をします。
加えて、今回は東京都板橋区内での、ある程度大きい規模の建物ですので、
区が定める多くの条例等を遵守しなければならず、板橋区の検査もおこなわれた為、
検査づくしの一週間となりました。
まずは、消防の検査です。
↑各住戸の給湯器設置スペースの検査。
↑キッチンのコンロ周りの検査。
↑換気扇はパネルを開けて諸々の施工状況をチェック。
消防の検査というだけあって、このように給湯器やキッチンなど火災予防の為の措置が
きちんと施されているかを検査していきます。
そしてほかにも、
このように避難器具といわれる設備の検査も行われます。
この避難器具はマンションのバルコニー床に設置されている避難ハッチというもの。
ご存知かもしれませんが火災の時などは、このダランとかけられたはしごを使って
下の階に避難できるというものです。
翌日は板橋区の検査。
たくさんの課の方々が集まりました。
↑ごみ置き場の検査。
↑雨水抑制施設の検査。
ほかにも、植栽帯や駐車場の寸法検査、敷地内歩道の状況検査など、
多岐にわたる条例に基づいたチェックを各担当課の方が行いました。
そして、さらに翌日は建築審査機関による検査。
建築基準法に基づいた設計図面通り建物が建てられているかを検査していきます。
↑まずは書類、図面の確認。
↑建物外部、内部、地下駐車場をそれぞれ現場にて確認。
こうして三日がかりで、各検査をようやく終えました。
全体を通して、大きな指摘が無かった事にはホッとしました。
ですが、さすがにこれだけの量の検査となると、指摘がひとつもない。
という訳にはなかなかいかず、細かい内容ではありますが是正箇所がいくつかありました。
来週は弊社、すなわち設計事務所の完了検査、そして、施主による検査が行われます。
このように建物が建った後はこれだけの内容の検査を受けて、
全ての指摘内容を是正してからお施主さんに引渡しとなります。
引渡しは今月末。最後まで丁寧に対応したいと思います。
担当:福田
カテゴリー: TT-FLAT現場リポート