前回、打ち合わせで訪れた神奈川にある鉄骨工場で、保育園の建物に使われる鉄骨の製品検査を行いました。
製品検査とは、鉄骨の長さや幅などを測定し図面通りのものかを確認する検査で、各柱のスパンや、建物の高さを左右するとても重要な検査になります。
↓鉄骨を作っている作業場です。
↓実際に建物に使われる鉄骨の柱や梁を間近で見たのは初めてだったので、その大きさに驚きました。
↓メジャーで鉄骨の寸法を確認していきます。
製品検査では鉄骨の長さや幅の測定の他に、突合せ溶接部分の検査を行います。
検査方法としては、超音波探傷試験が一般的です。
超音波探傷試験とは、溶接部分に超音波を当てて、中のキズや割れ、溶接不良などの深さと長さを測定します。
超音波探傷試験を行うところを見させていただきました。
↑このような機械で欠陥部分を探していきます。
この試験にも立ち会うのは初めてだったので専門の業者の方に超音波探傷試験の原理などから教えてもらい、溶接部に欠陥が無いかの確認をしました。
欠陥の反応が見られる部分もありましたが、許容値の範囲内だったので合格とし、他の鉄骨部材も特に問題はありませんでした。
このあとは、いよいよ現場のほうで建て方に入ります。(建て方とは、実際に組み上げることを言いいます)
製品に問題が無くても現場できちんとした建て方ができていないと意味がないので、安全にきちんとした建て方を行ってほしいです。
担当:小林
カテゴリー: 桜新町の保育園現場リポート