保育園の現場では、建て方が行われました。
建て方とは、柱梁の骨組が組み上がる工程のことを言い、先日、製品検査を行った鉄骨を実際の現場で建てていきます。
私が現場へ行った頃には既にたくさんの鉄骨部材が運び込まれており、柱が仮固定されて建っていました。
柱の根元は4箇所ほどこのようなボルトで固定されています。
また、鉄骨の接合部をよく見てみると、そこの部分だけ塗装がされていません。
それは、鉄骨の部材は部材間の摩擦力によって接合するものなので、接合部に塗装されていると、それが潤滑油のような働きをしてしまい、設計上見込んでいる摩擦力を得ることが出来なくなってしまうからです。
少ししたら、追加の部材が運び込まれてきました。
大きなクレーン車で部材を運び込みます。
そして柱の周りを見てみると、細いワイヤーのようなものが垂れ下がっていました。
何に使われるものなのかと思っていたら、職人さんがそのワイヤーを交差するように張っていました。
これは柱を仮固定している間、傾いたりしないように垂直に保たせるためのものでした。
建て方に入ると、建物全体の大きさや空間が段々とわかってきます。
今回の建物は平屋で比較的小さい建物ですが、柱に登って行われる作業もあるので安全に進めてほしいと思いました。
担当:小林
カテゴリー: 桜新町の保育園現場リポート