昨日、小雨の振る中、六本木に間もなくオープンする
東京ミッドタウンのプレオープンに行ってきました。
防衛庁跡地の広大な敷地にホテル、ショップ、レストラン、美術館場などが入った複合商業ビルです。
この一部にサントリー美術館が新たにオープンし
その設計を、「隈 研吾」氏が担当したとのことで
見てきました。
隈氏といえば、ルーバーといわれるほど、特に最近の設計では
そのスタイルを徹底しており、今回も、外装・内装あわせ、
これでもかと言わんばかりにルーバーをデザインの前面に出した設計となっていました。
外観デザインにも表参道にある同氏の設計のONE表参道と同様に縦ルーバーが表現されており、一見同じに見えますが、近くでデティールを確認すると、ONE表参道は木の集成材に対し、こちらは片面はアルミ、片面はタイルのような素材。
外観の質感を左右で変えているといったことをやっているようでした。
ミッドタウンの敷地には広大な緑地計画もなされており、その中に、あの「安藤忠雄」氏設計のデザイン施設も新たに作られました。
ここでは施設のオープンに合わせ、特別企画「安藤忠雄2006年の現場 悪戦苦闘」の展示会が行なわれており、早速、見てきました。
施設のほとんどは地中に埋もれ、外観から見たイメージより実際はかなり大きな施設となっています。
得意のコンクリート打ち放し仕上げと、ガラスで構成されており、内部に入ると、外観からは思いもよらない空間が広がっています。
今回の東京ミッドタウンがオープンすることで
歩いて5分の場所にある国立新美術館と、
六本木ヒルズとあわせ、巨大再開発計画が一段落します。
この3ブロックは歩いて廻れる距離ですので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
カテゴリー: 建築見学ツアー