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適正な工事価格の検討

適正な工事価格の検討

 

設計事務所に依頼する大きなメリットとして、適正な工事価格による工事契約が出来ることです。
実際、何十ページにも及ぶ見積書を、一般の方が目にしてもほとんど理解は出来ないと思います。この作業を設計事務所が建主に代わり検討します。

 

実施設計が完了した後、いよいよ工事会社の選定に入ります。
通常、適切な工事価格を比較検討するため、数社(2~3社)の建設会社に同じ図面、同じ期間、同じ条件の下、見積もりを依頼します。見積もりを依頼する建設会社は計画された規模にもよりますが、過去の実績や技術レベル、引渡し後のアフターフォローに対する対応の仕方などから選定し、「建主」と相談の上決定します。

 

決定の後、複数の施工業者から提出された見積書の内容を設計事務所において比較検討を行います。各項目ごとの金額、見積もり漏れの有無、工事金額の配分等を比較し、工事金額が妥当なものであるかのチェックを行います。

 

「建主」が「設計・施工」一体の会社に一括依頼した場合には、この工事金額の比較検討が出来ません。いわゆる「いい値」での契約になる恐れがあります。

 

「設計事務所」が中立な立場で入り、数社による見積もりをした場合、過去の経験から各建設会社の間で1割から2割の金額の差が生じます。

 

工事金額だけで建設会社を決定するのは危険ですが、大切なお金を無駄なく適正な金額にて工事契約を結ぶためにも、設計事務所による見積もりチェックは必ず必要だと考えられます。