有楽町駅から数駅の場所にある東雲に行ってきました。
目的は、現在設計中の保育園の為の視察を兼ねた打ち合わせ。
同じ運営会社がこの地域で園を運営しており、細かな要望を聞きくためにいってきました。
その現場に行く途中にあるのが『東雲キャナルコートCODAN』
2003年から2005年にかけて建設された公団(現、都市再生機構 略称UR)最後のビックプロジェクト。
街区の中に6つの集合住宅が建設され、隈健吾氏や伊東豊雄氏、山本理研氏などの著名な建築家の方々が設計をしました。
※写真をクリックすると大きくなります。
中央にはS字にうねる街道が設けられ、各集合住宅棟の間に作られた広場へ動線が導かれるようにランドスケープがデザインされています。
このような複数の建築家により設計された集合住宅の街区としては、福岡のネクサスワールドが有名でしょうか。
ネクサスワールドは、ずっと昔に見学に行きました。その時のBLOGはこちらをクリック
※BLOGの右側のカテゴリー欄に「建築見学ツアー」があります。色々と見て回った体験記が載っています。
打ち合わせが終わり、ぐるっと一周してそれぞれの建物を見て回りました。
どれも個性的で、魅力的な建物ばかりでしたが、やはりこの規模の建物が並列で並んでいる為、部屋からの眺めは向かいの建物・・・・そして、S字の街道も、なんとなく両側の巨大な壁に挟まれた、圧迫感のある空間となっており、ちょっと異様な空間になっていました。
日中でしたがほとんど人は歩いておらず、ちょっとゴーストタウン的な雰囲気にも感じました。
街区の面積からしょうがないのかもしれませんが、建物の高さの割りに、それぞれの棟の離れが近い為、特に下層の住居は快適な住環境なのだろうかと思ったのが正直なところです。
残念ながら外観だけしか紹介できませんが、各建築家が色々と内部プランの提案をしていますので、興味のある方は一度ネットで調べてみてください。
雑誌『新建築』でも街区ごとに掲載されています。
集合棟の一つを設計された山本理研氏の記事がなかなかおもしろいので、こちらも興味のある方は是非。こちらをクリック
担当:岩瀬
カテゴリー: 建築見学ツアー日記・コラム・つぶやき