今回、九州へ3泊4日の社員研修に行ってきました。
大まかなルートとしては熊本空港から始まり、レンタカーで阿蘇山を横目に由布院へ行き、1日目は別府で宿泊。
2日目は別府から北九州市小倉へ車を飛ばし、そのまま博多入り。
3日目は糸島の島巡りをし、4日目は博多見学でフィニッシュ。といった3泊4日、怒涛の九州研修でした。
まず、1日目の羽田から熊本空港までのフライト時間は2時間ほどでした。
この日はあいにくの天気で、お目当てだった阿蘇山を拝むことなく、ひたすら霧の山道を車で走りました。
研修旅行まず一つ目の建築物は、由布院駅舎です。
大分県由布院町にある駅舎で、磯崎新アトリエの設計です。
外観を黒で統一していて、由布院という町並みに合った落ち着いた雰囲気のある駅舎です。
中の中心部分は吹き抜けとなっており、上には窓が設けられ、そこから日の光が入り込みます。
この駅舎は由布院のシンボル的な存在になっていると感じました。
そして、駅舎のすぐお隣には、坂茂氏が手掛けたインフォメーションセンターがあります。
こちらは、先ほどの駅舎とは相反して、とても動きのあるリズミカルな建物です。
構造体である柱が、上部でアーチ状になり、一本の木のように見え、中に入るとそこは森の中を歩いているようです。
1階には観光案内の窓口があり、2階には閲覧可能な本が置かれており、図書館のようになっています。
また、2階には展望デッキがあり、外に出られるようになっていますが、そもそもが、ガラス張りの建物なので、中に居て外に居るような、とても開放感のある空間でした。
その後、湯の坪街道を歩き、その街道を奥に入った所に隈研吾氏が手掛けたCOMICO ART MUSEUM YUFUINという美術館があります。
この美術館の中には入りませんでしたが、ここのエントランスは、隈研吾氏の違う作品で根津美術館という建物のエントランスを彷彿とさせる外観でした。
また、昨年訪れた呉市にある音戸市民センターも隈研吾氏の作品でしたが、その外観にもどことなく似ていました。
初日の最後は大分県立美術館へ行きました。
この美術館も時間の関係で中には入れなかったのですが、ガラス張りの外観なので、なんとなく中の様子がわかります。
こちらも坂茂氏が手掛けています。この日2つ目の坂さん作品です。
建物の中には入ることは出来ませんでしたが、薄暗がりのなかライトアップされた姿はとても良い雰囲気がありました。
1日目は朝から雨で、その後は、降ったり止んだりのお世辞にも良い天候とはいえない中での研修旅行スタートになってしまいましたが、この研修を良いものにするも悪いものにするも私たちの気持ち次第、2日目に続きます。
担当:小林
カテゴリー: 建築見学ツアー日記・コラム・つぶやき