研修旅行最終日、とても天気が良く日差しの強い朝でした。
この日は、電車で太宰府天満宮へ行きました。
太宰府天満宮の参道に面した鳥居のそばに、隈研吾によって設計されたスターバックスコーヒーがあります。
このスターバックスは「自然素材による伝統と現代の融合」というコンセプトのもとつくられたそうです。
お店の入り口から木組構造のとてもインパクトのあるつくりをしていますが、それが店内まで続いており、木の存在感を十分に感じる空間でした。
店内は少し暗いような印象でしたが、トップライトからの光によって、幻想的な演出がなされていたように感じます。
スターバックスを後にし、参道を進んでいくと太宰府天満宮に着きました。
太宰府天満宮は学問・至誠・厄除の神様としてご崇敬を集めているようです。
新緑の季節ということもあり緑が眩しく、とても自然豊かな場所だと感じました。
また、太宰府天満宮のお隣には九州国立博物館があり、アクセストンネルという場所からエスカレーターで行くことができます。
周りを山で囲まれた中に現れる曲線の建物が九州国立博物館です。
菊竹清訓の設計で2005年に開館したこの博物館は東京、奈良、京都に次いで4番目の国立博物館だそうです。
中に入ると、吹き抜けになっており、大空間を感じることができます。
また、建物の一面がガラス張りになっており、中にいても外の緑を感じられます。
天井には曲線に沿って木が張り巡らされています。
時間がなく、中の展示までは見ることができませんでしたが、九州国立博物館を訪れることができ、よかったです。
お昼にはやま中というお寿司屋さんへ行きました。
ここの料亭は磯崎新が手がけた建物です。
外観は、ガラスのカーテンウォールと、コンクリート打ち放しが特徴的な建物です。
エントランスに入ると吹き抜けになっていてガラスのカーテンウォールから光が入り明るい空間です。
1階はカウンターとテーブル席になっています。
2階もこころよく見学させていただき、和室やカウンターのある個室などがありました。
20年以上前に建てられたとは思えないくらい綺麗な状態で、料亭の方のお話だと、働いている間のほとんどはお掃除をしているというお話に驚きました。
お寿司もおいしく、とても満足でした。
今回の研修旅行はここまでした。
長いようで短く感じられた旅行でしたが、色々な場所へ行くことができ、自分の人生の中でも思い出に残るような旅行でした。
担当:小林
カテゴリー: 建築見学ツアー日記・コラム・つぶやき