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2008.5.5

カテゴリー: 建築見学ツアー

大谷資料館に行って来ました。

皆さん、ゴールデンウィークをいかがお過ごしですか?

岩瀬アトリエのある埼玉では、連日曇り空でなんだかぱっとしない日が続いています。

昨日、唯一の休日を利用し、かねてから一度いってみたいと思っていた宇都宮にある大谷(石)資料館に行って来ました。

案の定、渋滞に巻き込まれ1時間ほど余計にかかってしまいましたが、宇都宮は天気も良く、気持ちの良いドライブとなりました。

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大谷石は以前から私が大好きな天然石の一つで、以前設計をしたM’sCafeという喫茶店でもR壁の仕上げ材として使用しました。有名なところではフランク・ロイド・ライトが設計した旧帝国ホテルで大量に使用されています。現在犬山にある明治村にて移設展示中。

この資料館は、実際に大谷石が削られ採掘された結果できた洞窟を見学できるようになっています。

内部は大変暗く、何枚か写真を撮りましたがなかなか臨場感が伝わらないかも知れませんが、圧巻でした。

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地下に見学する前に、採掘に使用した重機などが展示されたスペースがあり、大谷石の成分や歴史などを簡単に知ることができました。

大谷石といっても、採掘される深さによって、石の良し悪しがあることを知り大変勉強になりました。ちなみに上層部で取れる石のほうが良いとのこと。

いよいよ地下へ
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内部の温度は7度
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内部の様子。30m近く掘られているのでは・・・・・
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現在はこの大空間を利用し、展示会や演奏会が行われているそうですが、あの寒い中で長時間演奏を聴くことはかなりしんどい筈です。

いずれにしても一度は訪れる価値ありです。

是非一度行って見てください。
大谷資料館→こちらをクリック

折角宇都宮まで来たので、車を走らせ隈研吾氏設計の「ちょっ蔵広場」も見学してきました。

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この建物は、駅前広場に建っており、飲食店舗やお土産やさんが入っている商業施設です。

外観は大谷石が積まれたようなデザインになっていますが、実は鉄骨造となっており、スチールの鉄板をギザギザに加工し、その上に大谷石が載っているといった工夫がなされています。

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少し残念だったのは軒裏部分がケイカル板を外壁と同様のデザインで仕上げてあることでした。正直、とても安っぽく見えてしまいました。

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隣に隣接する宝積寺駅舎も隈氏が監修したそうです。
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「ちょっ蔵広場」→こちらをクリック

 


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