事務所のリノベーションです。
オーナーからの要望は、現在使用している築15年の事務所ビル内において、単にクロス貼り変えのリフォーム工事ではなく、全く異なる空間に変わるような提案をしてほしいとのことでした。
会社が税理士事務所ということを意識し、高級感とあたたかさの両方を兼ね備えた空間をイメージし設計しています。
既存建物では、玄関を入って目の前が階段スペースの為、あえてあたたかみのある塗仕上の曲面壁を設け、視線を無意識にロビー側へ向けることを意図しました。
既存のロビーはセミナー室との間仕切壁により暗く陰湿な空間となっていたため、間仕切壁を撤去しガラスウォールにし、セミナー室との一体空間となるよう提案しています。(予算の都合上、ガラスウォールは2期工事)
床材は既存の長尺塩ビシートから、もう少しグレードの高いホモジニアス系の硬質塩ビタイルに変更し、間接照明を組み込んだ造作壁面と造作家具により、明るく落ち着いた空間となるよう設計されています。
また、事務所スペースはあえてブラックのタイルカーペットを敷き詰めることで空間の重心を下げ、落ち着きのある空間となるよう意図しています。
場所:埼玉県新座市
規模:114.00㎡
施工:リファインひばりが丘 三重
竣工:2006年
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