駅前のロータリーに面した敷地での、保育園の新築プロジェクトである。

好立地の保育園という事もあり、収容人員は９０人を求められる一方で、敷地が一部路地状である事からデッドスペースが生まれてしまい、

求められる部屋面積・園庭の面積・施設機能には十分な余裕が無い中で設計を行った。

１階には事務室・厨房・０歳～２歳児室を設けているが、幼児用トイレは１歳児室、２歳児室の両側から使用できる様配置した。

２階には３歳～５歳児室及び一時保育室を設けた。

これらの部屋は天吊可動パーテーションにより、普段は個々の部屋として区切っての使用となるが、園のイベント事などでは、

大きな一部屋として使用する事も可能とした。その際、平面的な広がりに対し圧迫感を感じぬように、天井高さを他の部屋よりも

確保する事で開放感が得られる様配慮した。

場所：埼玉県さいたま市
構造：Ｓ造
用途：保育所
竣工：2016年
BLOGで工事過程を見ることが出来ます。→ここをクリック