個人住宅のリノベーションです。
1階はオーナーの会社、2階と3階を住居として使用しており、住居部分の大規模リノベーションです。
リノベーション内容
2階
①LDKに隣接する浴室を撤去し、新たなLDK空間を作る。
②既存の内部階段が急勾配だったため、勾配を緩やかに変更する。
③玄関及び廊下を総リニューアルする。
④トイレに洗面所を増設し、総リニューアルする。
3階
①以前子供部屋として使用していた個室の壁を撤去し、マスターベットルームに変更する。
②和室とミニキッチン、納戸の壁をすべて撤去し、広いLDK空間に変更する。
③浴室と洗面脱衣室を新たに設ける。
③外部のテラスにウッドデッキを設置する。
建物自体がかなり古く、設計図面がほとんど残っていない状況での設計打ち合わせでしたが、建物の構造が鉄骨造だった為、既存の内部の壁は構造とは関係なく、自由に撤去することを前提に設計が出来ました。
ローコスト化を意識し、既存の家具は極力残したうえで、扉や天板部分だけを新設することで対応しました。
2階のLDKは既存の浴室を撤去することで大きな空間を確保できたため、オープンキッチンとすることが可能となりました。
急勾配だった階段も、現場の解体工事後に実測調査をして、可能な限り緩やかに作り直し、昇り降りはかなり楽になりました。
3階は以前子供部屋として間仕切られていた壁を撤去し、大きなMBRに変更しました。将来の子供部屋への変更を考慮し、入口扉は2箇所設置としています。
2世帯住居を前提としている為、3階にも旧和室、納戸を撤去しリビングダイニングを新たに設け、ミニシンクを設置し、大型引き戸で仕切ることが出来るように設計されています。
広いテラスのウッドデッキとLDが連続した空間となり、壁面一体に設置した造作特注家具とあわせ、とても快適な空間に変わりました。
場所:埼玉県熊谷市
施工:株式会社 岡部工務店
竣工:2005年