昔は公団と呼ばれていたUR団地のリノベーション提案コンペ。
実際に建っている団地の一棟を計画地として、今の時代にあった新しい
住まい方などの提案を募るコンペで、最優秀案に選ばれた内容を基に、
実際に改修されます。応募総数808件、提出図面407点
昨年末から週1回のペースで社内打合せを行い、提出期限ぎりぎりまで
がんばったのですが、残念ながら1次選考に入ることはできませんでした。
↓提出図面(画面をクリックすると大きくなります)
今日は朝から、1次選考に選ばれた10案の図面をプリントアウトし、
社内ミーティングを行うことで敗因の検証を行いました。
私たちは、多くの住民が一緒に暮らすという団地特有の住環境の中で、
住民同士の新たなコミュニケーションを作り出すこと・・・・これが一番大事では
ないかということで、『コミュニケーションの再構築』を大きなテーマとしました。
そのきっかけ作りとして既存の小さなバルコニーを居室内まで広げ、いわゆる
外部と内部の中間領域の場を作りだすことで、住民同士のコミュニケーションを
生み出すきっかけのスペースとなることを提案。
また、1階フロアーはさらにオープンデッキを設けるとともに居室内の一部を
土間とすることで、内外一体的な場を作りコミュニケーションを作り出すことを提案。
5階建ての為、上層部は、あらゆる借り手のニーズに対応できる可動間仕切りの
部屋を提案。
1次選考で選ばれた10案の内容を丁寧に読み込むと、私たちが提案していた
こととかなり近い内容を提案していました。
振り返ってみて・・・・・
①提案内容が多すぎた為、もう少し内容を絞った形で提案すべきだった。
②説明コメントの量を減らし、イメージパースを増やすほうが良かった。
③パースのテクスチャーを手書き風にするなど、優しいイメージで図面全体を
まとめるほうが良かった。
悔しいですが、負けは負け。
スタッフには負けて終わりではなく、なぜ負けたのかを検証することこそ意味が
あると伝え、次のコンペに活かしていこうということでミーティングは修了。
このコンペはまだ1次選考が完了した段階で、2次選考は選ばれた10社が
公開でプレゼンテーションを行います。
興味のある方は是非ご参加ください。
観覧希望者は事前に申し込みが必要です。→予約はこちらをクリック
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