先日、私が以前勤めていた設計事務所からのお誘いで最近竣工した別荘のオープンハウスを見に軽井沢まで行ってきました。

オープンハウスとは、建物が完成したあとに行なわれる、いわゆるお披露目会みたいなものです。

今回のように別荘という極めてプライベートな空間に、オーナーとは見ず知らずの人たちが建物内・外部を見学するので、オーナーのご理解がない限り、なかなか実現しないことです。

在来工法で建てられた木造平屋建てのこの建物は、各居室を南側のテラスに面するよう、横１列に配置し深く鋭い角度の軒と、両サイドの壁により門型ﾌﾚｰﾑを構築することで、とてもシャープな外観となっていました。南面と北面に可能な限りあけられた開口により、風の抜けが十分に行なわれ、とても涼しい快適な空間となっていました。また冬場の豪雪や湿気対策としてフロアーレベルを地面から１メートル近く高く設けており、寒さ対策としての床暖房や暖炉が設置されていました。

建物の写真を掲載できないのが残念ですが、プライバシーに関わる事ですのでご了承下さい。

その後、前事務所主催の納涼会が行なわれ、元スタッフの皆さんとお互いの近況報告に話が盛り上がり、大変楽しい時間でした。

今回見学をしました建物を担当したスタッフと話をしましたが、、設計事務所に勤めて最初の担当ということで、大変な苦労と緊張の連続だったと思います。しかしながらとっても充実したいい顔をしていました。彼にとっても一生忘れられない記念すべき仕事になったことでしょう。

納涼会もお開きとなり、軽井沢駅まで送っていただき新幹線で大宮まで帰ってきました。

時間にして４６分。はっ、早い！！

聞くところによると、軽井沢も新幹線が停まるようになってから、十分都内までの通勤圏内となったそうで、平日の朝･夜はサラリーマンでいつも満杯状態だそうです。

便利なこともいいのですが、なんとも複雑な気持ちでした。

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