建築家であり、画家でもある堀江先生の個展に行ってきました。
堀江先生との出会いは今から18年前の、私が大学1年生のときです。
製図の授業の先生でした。
大学に入り、初めての製図の授業ということで、厳しくも楽しくて仕方がなったのをよく覚えています。
先生は当初からご自分のアトリエを構えており、製図の授業の特別講師という形で大学に教えに来られていました。
学生時代、磯子にあるアトリエまで見学に行ったのがついこの間のようです。
実は個展といっても、建築作品ではなく絵画の個展です。
建築とは別に、昔から趣味で描かれていたそうですが、いまでは趣味の領域をはるかに超えてすばらしい作品を描き続けています。もう完全にプロです。
毎年この時期に個展を開いており、今年が15回目。
年1回ですが、この個展にあわせ先生に会いに行くのがここ数年の恒例行事となっています。
毎年、海外までスケッチ旅行に行き、すばらしい風景画をたくさん描いてこられましたが、今年は今まであまり描かなかった人物画を多く描かれていました。
先生の自画像も展示してあり、「葬式に飾る為に描いたよ~」(もちろん冗談でですが・・・)と笑いながらちょっと恥ずかしそうに作品を紹介してもらったのですが、その表情には、力強く、そして凛々しく、そしてとても優しい先生そのものが感じられ、すばらしく感動してしまいました。
毎年の個展で、私はもう一つの楽しみがあります。それは私の設計した作品1年分を写真ですが見ていただき、建築家としての意見を伺うことです。
独立して初めての年は、まだ完成作品がなく計画案の段階の図面でしたが、図面をパラパラとみただけで、大変参考になる意見をたくさんいただきました。
いつだったか数年前、先生から「私はあなたの東京の父親だから」と、いわれとてもうれしかったことがありました。偶然ですが、私の両親と歳も同じで、再会するたびに、本当に帰省したような優しさに包まれます。
時に厳しく、時に優しい堀江先生・・・、これからもすばらしい作品を描き続けてください。
残念ながら、今年の個展は今日までです。
第15回堀江悦男個展 2008年10月14日~20日
場所:万国橋ギャラリー http://www.yaf.or.jp/ycag/gallery/bankokubashi-g.html
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カテゴリー: 日記・コラム・つぶやき