新潟県にある天寿園の敷地内に村野藤吾氏が設計した瞑想館があります。
この建物は、「谷村美術館」の案の一つとして考えられたスケッチや模型をもとに村野氏の死後につくられた施設です。
この日は、天気が良かったのですがとても寒く、池も凍っていました。
その凍った池に浮かんでいるのが瞑想館です。
池に浮かぶ蓮の花をイメージして設計されたらしく、平面的に見ても花びらの形をしています。
↑瞑想館入口
入口に入ると所々にステンドグラスがあり、そこに差し込む光がきれいでした。
↑天井のステンドグラス
アール型になっている展示の空間が5つあり、全てつながっていて一周できます。
しかし、全て同じ空間なので自分が今、いくつ目の展示室にいるのかが、一瞬分からなくなりました。
また、展示空間の壁も白一色で思ったよりも簡素なつくりでした。
雪景色の日本庭園に浮かぶ瞑想館は、こじんまりしていてとても落ち着いた雰囲気の建築物でした。
担当:小林
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