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2009.4.15

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お互いがWINの関係

10年ぶり位に歯医者に通っています。

特に虫歯が痛い!というわけではなく歯のクリーニングに

行ったのがきっかけで小さな虫歯をいくつか治療してもらっています。

事務所から徒歩数分。

医院長先生は私より少し年上で、医院開設も岩瀬アトリエより少し早いという

まさに同世代歯医者さんです。

すごく親切な説明と、丁寧な治療をおこなっており、特に治療方法の

進歩とやらはびっくりするほどです。(10年ぶりですから当たり前かもしれませんが・・・)

そんな同世代先生ということもあり、何度か通ううちに色々雑談を

話す仲にいつの間にかなり、

私は歯のこと、先生は建築のことを30分足らずの治療時間に

お互い質問攻め。

先生はともかく、私は大きな口を開けながら、フガフガ・・・・

何度か先生に、治療中は質問しないでと笑いながら言い返したりしていました。

そんな治療期間もいよいよ終わり、先生に

「先生の病院は歯の定期健診みたいなお知らせはしていないんですか?」と

なにげなく質問したところ

「2~3ヶ月ごとに電話でお誘いはしています。

私は、歯医者というのは虫歯を治すということが一番の目的

ではなく、虫歯にさせないことを目標にしており、そのために

定期的に歯の健診やクリーニングに来てもらうことをお勧

めしています。

こちらに来て私に歯を見られるとわかっていると、患者さんも

無意識的に歯磨きをよくして綺麗な歯を見せようと思うのです。

結果的に患者さんにとって虫歯もなく、病院としても定期健診

クリーニングで医院が成り立つというお互いがWINの関係

なると思っています。

そんな病院にしたいし、現にいまでは、虫歯治療より定期健診の患者さんの方が

患者数としては多いです。」

といわれた。

私は正直、素晴らしい!と思いました。

お互いがWINの関係。

すごくいい言葉だな~と。

私で言えば、岩瀬アトリエ、施主さん(オーナさん)、施工業者、

そのみんながWINの関係ということ。

当たり前のことかもしれませんが、なかなか難しい。

施主さんのなかには、設計事務所に依頼して工事会社に競争入札を

させれば工事費が安くなると思っている方がいます。

たしかに一社独占で見積もり依頼するよりは競争入札にしたほうが

安くなる可能性は高いです。

でもそれは安くなるということではなく、適正な金額で施工できる

ということなのです。

私達は見積書をしっかりチェックしますが、適正な金額であるかどうか

をチェックするわけです。

業者をたたき、設計料を安くし、家が完成したとしてもそれは

お互いがWINの関係ではありませんよね。

またそんなことをしてアフターフォローを気持ちよく施工業者が

してくれますか?

私はこの『お互いがWINの関係』という言葉がえらく気に入ってしまい

最近施主さんとの打ち合わせで多用させてもらっています。

みんながWIN・・・みんなが幸せ・・・そんな世の中になるといいですね。

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