今日の朝日新聞にこんな記事が載っていました。
「ある建設会社の注文住宅に前払い金として2000万円を振り込んだその日に会社が倒産。残ったのは更地と借金だけ・・・」
私のように年中建築にかかわっている人ならともかく、一般の方のほとんどが初めての大きな買い物で、契約内容や支払い時期など詳しく知っている人は少ないはず。
営業マンから「今一括で支払えば、何%か割り引きます」のくどき文句につい支払ってしまったらしい。
岩瀬アトリエでは、設計の依頼者に対し、施工業者を紹介すことは多々ある。
しかしその会社の詳しい財務状況までは正直把握しきれていない。
なので、施工中の施工業者倒産のリスクを回避するため、
紹介した施工業者とは出来高払いの条件での工事契約を勧めています。
出来高払いとは、工事の進捗状況に応じて、工事完了部分のみ支払うという方法。
この方法で契約しておけば、仮に工事途中で施工業者が倒産しても、クライアントの被害は最小限に抑えることが出来る。
簡単ではないが、残りの工事を他業者に依頼することも可能性として残される。
冒頭のように、まったく工事がされていないにもかかわらず、工事代金の全額もしくは大部分の支払いをするというのはあまりにも無謀としか言いようがない。
昔から、多くの施工業者は住宅の工事契約をする際、着手金30%、上棟時30%、工事完成時40%というパターンが多いようですが、私はあくまで出来高払いをお進めます。
大切なお金です。初めてのことなのでわからなかったでは済まされません。
これから工事契約をされる方はもう一度支払条件項目を確認して下さい。
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カテゴリー: 日記・コラム・つぶやき