2月16日の所長日記でお知らせしました「下宿屋、本郷館の百一年。」のセミナーが行なわれ、
友人から報告のメールが届きましたのでお知らせします。
当日は約160人もの参加者があったようで、
あらためて、建築や都市の再生・保存に対する興味の高さを感じました。
当日のセミナー風景を写真で送ってもらいましたので掲載します。
セミナーでは一つの案として、
本郷館に住む芸大出の建築家の方(今回の件のリーダー)から
下記のようなお話があったようです。
1 所有者に対する事業提案として妥当な採算性をもつこと
(建て替え案とほぼ同等の採算性をもつこと。)
2 建物の安全性の確保
(現行法規を充たす耐震補強、火災に対する防災措置基本部位の
耐久性は30年程度を目標値とする。)
3 いままで閉ざされていた現状をあらため、
地域に開かれた施設となること
(定期的な開館日を設け、部分的に開放する。)
4 家賃の値上げを前提に新規入居者をひろく募集する
セカンドルーム、事務所、アトリエ利用可
(共用部、設備関連の改修内容は使用形態の観点から検討し、
占有面積は狭くとも快適な環境となること。)
地方に比べ、東京の家賃は異常といえるほど高いので
そういった意味では収支計画は有利に働くことが考えられます。
しかしながら全ての責任は最終的にオーナーに降りかかってくるため、
どこまでその辺りをフォローできるのか、そして
オーナー自らが保存していこうという気持ちにさせるかが今後の
テーマとなってくるでしょう。
4月末にも第2回目のシンポを予定しているそうです。
案内が届きましたらこの所長日記でもお知らせいたします。
※一部、友人からのメール文面を抜粋しました。
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カテゴリー: 日記・コラム・つぶやき