「日経トレンディ」という月刊誌に、岩瀬アトリエのマンション内覧会同行サービスの内容が紹介されました。
「マンション内覧会同行サービス」とは、一般の方が分譲マンションを購入した際、
建物の引渡し前に行なう最終確認検査を、買主の代理人として調査を行なう
サービスのことです。
岩瀬アトリエでは数年前、知人からの依頼をきっかけにほとんどボランティアの精神でこのサービスを開始しました。
この調査業務を行っているのは、私のような設計業務を専門とする会社と、
それを専門としている会社の大きく分けて二つに分かれます。
数でいうと圧倒的に専門業社の方が多く、設計事務所で同サービスを
行なっている場合は、副業的な考え方に近いと考えていいと思います。
副業的というと語弊があるといけないのであえて説明しますが、
その調査業務内容を決して片手間に、もしくは適当に行なうということではありません。
今回紹介された雑誌では、設計事務所と専門業社とを比較し、
その内容に違いがあるのかどうかを比較するといった企画でした。
実際に分譲予定のマンションを、全く同じ条件で双方それぞれ
普段通りの調査業務を行い、その結果を比較するという、
なんともいやらしい(笑)、ユーザー思いの企画内容でした。
詳しい結果内容は雑誌を講読していただければわかりますが、
一番の違いは高価な測定機器を使用し調査を行なうか否かの差で、
調査結果としての違いはほとんどありませんでした。
岩瀬アトリエでは、記事にも載っていますが、オートレーザーや
デジタル精密水平機などは調査道具として使用していません。
その理由は、法律で重大な欠陥といわれるレベルの床の傾きや
壁の傾きななどは目視で十分確認できるからです。
今回担当された記者の方が、比較調査の前に取材に来られ色々質問されました。
専門業者との違いは何かと聞かれましたが、私は大差はないと思うと答えました。
少し拍子抜けしていましたが、実際の調査結果を見てもその通りとなりました。
結局、どこをチェックするかという部分に大差はないからです。
そして最後の質問で
「専門業者もしくは設計事務所のどちらに頼むにしてもこの同行サービスは依頼をしたほうが良いと思いますか?」
と聞かれたので迷わず
「はい」と答えました。
その理由は私が依頼を受けたほとんど全ての方が共通していたのですが、
「どこをどう見ていいのかさっぱりわからない」
ということでした。当然だと思います。
大きな買い物をするわけですから、引渡し前の最終検査はこのサービスを行っている会社に依頼することをおすすめします。
岩瀬アトリエでの同サービスに対する詳しい内容はこちら←をクリックして下さい。
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カテゴリー: 日記・コラム・つぶやき